村上春樹ライブラリー

村上春樹ライブラリーに行ってきました。このライブラリーは村上さんから寄贈された作品原稿や所蔵資料などが、保管、展示されています。展示された本を館内でよむことができるギャラリースペースや、音楽を楽しむオーディオルームなどがあります。学生さんが運営するカフェもあり、カフェには村上さんが小説家になる前に経営していたジャズ喫茶に置かれていたグランドピアノも展示されています。

エントランスホールから正面に進むと、吹き抜けになっている階段スペースがあります。下階に行く階段の両壁が本棚になっていて、そこには村上さんの著作とそれに関連した本が並んでいます。文学、音楽、写真、美術などの本があるので、階段を下りながら背表紙を眺めるだけでも楽しめます。階段の幅半分は座ることができる高さで作られているので、本を手に取って階段に座って本を読むこともできます。

本の数はあまり本棚に詰め込みすぎず、置いてある高さも人の背の高さ位までなので、取りやすい。本棚に圧倒されることがなく、疲れません。吹き抜けの高さは開放感がありながら、本と人との関係は優しく考えられています。

設計は建築家の隈研吾さん。ライブラリは村上さんの母校である早稲田大学キャンパス内にある4号棟を改修設計されています。建物のデザインでまず目を引くのが、正面玄関にあるトンネル状のオブジェです。木材を細長くスライスしてトンネル状にしています。来館者はこのトンネルをくぐり抜けてライブラリーに入ります。

エントランスのトンネル スライスした木材をぐにゃりと。

トンネルが校舎の壁沿いにずーっと伸びてカフェの庇となっています。

建物のデザインは真四角な建物に、真四角な窓が整然と並んでいます。この無表情さ、村上作品の風景を想起させる。。。と思ったのは村上ファンとして思い入れが過ぎるでしょうか。

カフェ側から見た庇の空間です。グランドピアノがガラス越しに見えます。
ライブラリー本棚。村上さんの関連書籍も並んでいる。文学、美術、写真、映画、建築などなど。
腰掛て本を読んだり、ライブラリーのイベントでは客席になります。このかわいいオブジェのおかげで本に気をとられていても階段を踏み外すことはありません。無粋な注意書きを貼るより、効果あり。しかも楽しい。
トイレのサインです。なんか用もなく入りたくなるなー

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